

電話占いを専業にしている会社の場合、従業員は10~30人ほど、資本金は300万円~1,000万円ほどの規模です。
電話占いサイトに在籍している占い師は基本的に在宅勤務です。
運営拠点は問い合わせやシステムの監視、トラブル対処を行う最低限のスタッフさえいれば問題ありません。
在籍占い師を100名以上抱えている大手でも、オフィスには数名のスタッフしかいないことが多いです。
24時間営業をしている場合は2交代か3交代での勤務になります。
鑑定が活発になるのは夜ですが、日中は取引先との打ち合わせやオーディションなど、顧客サポート以外の業務が多いので相応の人数を用意する必要があります。
小規模な所は日勤2~3名、夜勤1名でシフトで回しています。
経営者や上層部も含めると最低限10名ほどの人員が必要です。
電話占い専門会社は従業員の数を公表していませんが、上場会社が直接運営するエキサイト占いの場合、従業員は219名と公表してます。
翻訳や音楽配信など幅広いネットサービスを手がける大手でも全体で200人程度なので、占い部門の運営は多くても数十人ほどしかいないことを明確にしたデータです。
規模が多いところでも日勤で5~10名、夜勤2~3名で回しています。
電話占い会社の求人を見ると初任給で25~30万円が相場です。
一般的な事務職よりか高い水準ですが、夜勤もある働き方で会社によっては拘束時間が長くなります。
土日に客の増えるサービス業のため、シフトの自由が利きにくいので休みの多さなどプライベート重視の人には向いていません。
電話占い会社で働くメリットは、業務がそこまで大変ではないことです。
一般社員のメイン業務は問い合わせ対応になるのですが、問い合わせ件数自体はそこまで多くありません。問い合わせの内容も、鑑定を受ける方法や課金方法の説明がメインなので簡単な研修で仕事を覚えられます。
人気鑑定士の予約が取りにくい、占いが外れるなどクレーム対応を上手にできるかがポイントです。クレームの内容も特定のパターンに決まっているので、マニュアル通りの応対をして、納得させて電話を長引かせないことが重要です。
電話占いサイトが成長しても運営スタッフを大幅に増員することはありません。
少人数で運営できる仕事柄、出世しにくい職種です。
仕事を覚えていけば、登録希望の占い師のオーディションなどを担当できます。
電話占いで重要になるのが優秀な占い師の確保や、集客率を高める企画です。
売上に直結する業務を任せられて結果を残すと昇給を期待できます。
会社自体は儲かりやすい業界なので、結果が出た時にどれだけ還元するかは経営者の裁量次第です。
将来、高給取りになれるかどうかは社員の評価体制が重要になり、不満を抱いて退職する優秀なスタッフもいます。
高待遇を勝ち取った場合で年収500~600万円ほどです。
仕事内容はそこまで大変ではなく、軌道に乗ればスタッフの技量に関わらず売上は安定します。
一部で社員は使い捨てと考えて過酷な労働条件を用意している会社もあるので、一般社員からスタートして大成功するのはハードルが高いです。